ブックレポート(紹介) と ブックレビュー (書評)
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ブックレポート |
ブックレビュー |
目 的 |
・簡単な報告、著者、あらすじを紹介し、この本を聴衆に、なぜ読んでもらいたいかをのべる。 |
・要旨に対して奥深い批判分析をすることと この本の価値を学ぶ。 |
準 備 |
・すでに読んだ本で人にも薦めたい本を選ぶ。 ・著者名、発行所、値段、どこで入手できるかの情報を詳しく把握し発表。 ・導入、本論、結論を含んだ本の紹介文の概略を作り、それに沿って報告する。 ・刺激的な紹介。詳細を要領よく話す。 ・簡素なあらすじを話し、主要人物について 簡単に述べる。 ・著者の書式傾向が読んでわかるような短い抜粋文を1つ2つ選び出す。 ・資料が多すぎないように注意深く編集する。 ・なぜこの本を薦めるかの理由を述べる。 |
・楽しんだ本、取り上げたい問題を含んだ本を選ぶ。 ・著者名、出版社、出版日、値段、どこで入手できるかを発表。導入、本論、結論 必ず論評を入れる。 ・最初の文で皆の注目を引くよう考える。 ・本の形式について論評する。 *話の筋、登場人物の描き方、主題やあらすじ *論評を要約し、導入文に帰り、結論をしっかり表現する。 ・自分自身の見解による本の価値評価をする。 *著者の経歴、資格、文の書式についての論評 *本と著者の文体について論表。 |
利 点 |
・内容の濃い詳しい情報を簡素な文にまとめる能力が開発される。 ・本に対する個人的知識や楽しみが増す。 他の人とその知識を分け合う能力が開発。 |
・読書の楽しさを知り、知識を増やす。 ・主題を要約し、分析的に読むことを学ぶ。 ・著者の全体と主旨を解釈する能力が開発出来る |
発 表 |
・自信を持って。資料を熟読し、事前の注意深い練習が必要 ・メモを使用するが、抜粋文を読むとき以外はメモにたよらない。 ・本は、発表の最初と最後に見せる。 ・本を使用をしないときは、下におく。 ・抜粋文がすぐに見つかるよう工夫する。 ・ボディーランゲージや自然なジェスチャーを使って楽しく発表する。 |
・自信をもつ。 資料に精通できるように練習 ・メモは使っても抜粋文以外は原稿を読まない。 ・本が聴衆との間の障壁にならないように細心の注意で取り扱う。抜粋文には必ず印を。 強調するとき以外は、本を下におく。 ・視線を上手に配って聴衆を内容に引き込む。 ・話し方に間をとり緩急をつけ注意を引き付ける。 ・ジェスチャーをつくり過ぎず自然に行う。 |
注 意 |
・ブックレビューとよく混同される。 ブックレポートは紹介や批判分析等が、短いという点で区別。 ・聞き手が興味をもってその本を読みたくなるように、資料を精選し理論的に構成する。 |
・ブックレビューはあなた自身の考えと意見を示 すものでなくては、ならない。 本の詳細な説明のみでなく、あなた自身の反応 を表現する。あなたの見地からするもので、あなたがどう感じるかは、実際の詳細と同じほど 重要。 |
堺東クラブ第15期4月例会教育 作成:教育委員 稲次美子
参考資料:マスターマニュアルP.37 ~40 関西クラブ村上美耶子さん資料より